対談 2019年1月号
「“入管法改正”と“外国人労働者” ~『人手不足』下の人材活用を考える(3)~」立教大学経済学部教授 首藤若菜氏 スモールサン主宰 立教大学名誉教授 山口義行 昨年12月8日、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が成立した。人手不足解消のため一定の技能を持つ外国人に新たな就労資格を与えるものだが、「これまで認めてこなかった単純労働に門戸を開く大きな政策転換となる」と見られている。しかし、政府・与党が「生煮えの法案をつくり、拙速に成立をめざした」(朝日新聞12月8日社説)と批判されているように、本年4月から施行となるにもかかわらず、同法施行後の具体的な姿が見えないのが現状である。そのため、法改正の評...