スモールサンニュース論考

論考 2014年12月号

アベノミクスの継続は“信任”されたのか ~「自民勝利」報道へのギモン~スモールサン主宰 立教大学教授 山口義行 本年12月に実施された総選挙は、与党が引き続き3分の2を上回る議席数を維持する結果となった。「野党の準備が整わないうちに」、「政権支持率がまだ40%台のうちに」――そんな身勝手な理由で安倍首相は国会を解散し、630億円もの予算を使って選挙を実施した。当初は「大義なき解散」として国民からの批判が高まったものの、結果的にはこの「戦略」は見事に功を奏したともいえる。「大義なき解散」と感じた国民の多くが“批判票を入れる”ことより“投票所に行かない”ことを選んだことが、与党に有利に働いたとも言われている。 しかし...

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