スモールサンニュース論考

論考 2013年12月号

日銀は量的緩和の縮小で円安の進行をくい止めろ! ~高まる“スタグフレーション”突入の危険性~スモールサン主宰 立教大学教授 山口義行 再び円安が進んできた。安倍政権誕生前後から外国為替相場はドル高=円安方向に向かって大きく進んだが、それも5月には一時1ドル=103円台をつけてピークアウト。以後ドル円相場は90円台後半(95円~100円の間)を上下する比較的落ち着いた動きを示してきた。ところが、11月に入って以降、再び円安が急速に進み始めた。12月13日には一時1ドル=103円90銭を記録し、「104円台突入も間近か」という局面に至っている。 なぜ、再び円安が進んでいるのか。そこにはどのような問題が潜んでいるのか。今後はどのような...

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