論考 2012年9月号
“がんばらない経営”で成長し続ける!! 加藤修一会長の言葉から紐解く「ケーズデンキ流」経営哲学スモールサン主宰 立教大学教授 山口義行 「“がんばらない経営”でなぜ伸びる? 家電量販店ケーズデンキの経営哲学」――去る8月23日、このテーマで、BSフジの「プライムニュース」に出演した。番組のゲストは、ケーズデンキホールディングス代表取締役会長の加藤修一氏、そしてコメンテイターとしての私である。 加藤氏が社長に就任した82年当時は年商20億円だったケーズデンキ(当時の社名は、加藤電気商会)。それが今や7700億円の売上げを誇り、業界3位に位置する大型家電量販店にまで成長した。そんな成長企業を率いてきた加藤氏の経営哲学...