コラム「山口義行のコレが言いたい」2010年12月号
“5%の新規性”を実践しよう! ~「小さな挑戦」が未来を開く~ 「売り上げの5%でいいから、何か新しい事業に挑戦しませんか」――日本経済がバブル崩壊後の「失われた10年」(実際の停滞は14年間続いた)を歩んでいた時期、私は中小企業経営者の方々にこんな呼びかけを繰り返してきた。 「マクロ経済がこういう状況なんだから、会社の業容が低迷するのもやむをえないかもしれません。でも、こんな時期だからこそ、売り上げの5%でもいいから何か新しい事業に挑戦してみることが必要だと思うんです。そうすることで、なえがちな社員のモチベーションを高めて、会社が閉そく感に押しつぶされないようにする。これは経済が停滞期にある時には、経...