インタビュー/景気を読む 2024年4月号
「円安急進でテーパリング開始時期早まるか!? ~景気は足踏み、中小企業の高倒産が続く~」 聞き手 北嶋詩穂(スモールサン事務局) 輸入物価の上昇率が2月には前年同月比0.2%だったのに、3月は円安の影響で1.4%にまで高まっている。これ以上円安が進むと、円安による物価上昇圧力を無視できなくなって、いよいよ日銀が何かしなければならなくなる可能性が高い。その場合、0.1%程度政策金利を引き上げたくらいで効果があるかどうか。「テーパリングを開始する」――つまり本格的な金融引き締めの準備に入る――と宣言することで円安を食い止めるという手を打たざるをえなくなるかもしれない。(以上、本文より抜粋) マイナス金利解除から1か月 北...