インタビュー/景気を読む 2021年5月号
「“コロナ不況”最終局面へ ~景気の落ち込みとコスト上昇が共存~」 聞き手 北嶋詩穂(スモールサン事務局) 日本でもワクチン接種が急ピッチで進められようとしている。僕は、長らく悩まされてきた「コロナ不況」も――たしかに足下の景気は厳しさを増しているけれど――いよいよ最終局面に入ったと思っている。夏からは景気回復の足取りは加速していくだろうと。でも、製造業や建設業でのコスト上昇がやがて製品価格に転嫁されはじめると、その価格上昇が回復しかけた需要を奪って回復力を削いでしまう可能性もある。 (下記本文からの抜粋) “2期連続のマイナス成長”か?! 北嶋 先月号では「まん延防止等重点措置」の対象地域がどんどん広がってい...