インタビュー/景気を読む 2021年2月号
「GDP10-12月期大幅増も、1-3月期は大幅減 ~“ワクチン接種の滞り”が景気回復の最大リスク~」 聞き手 北嶋詩穂(スモールサン事務局) 10-12月期はGDPの数値が大きく改善したけど、それをもって今年前半の景気回復の足取りを楽観視することは許されない。表1を使って、詳しく見ていこう。(下記本文からの抜粋) 10-12月期GDP大幅増も、1-3月期は大幅減予想 ~昨年12月から景気はすでに“失速”状態~ 北嶋 昨年10-12月期のGDP(速報値)が発表されました。前期比3.0%、年率換算で12.7%増と、7-9月期の22.7%増に次ぐ大きな伸び率でした。先生は前回のこのコーナーで、今年前半は「停滞が続く」と言われていましたが、このGDPの発表を受け...