インタビュー/景気を読む 2019年12月号
景況感の悪化続く ~今後は非製造業・雇用の動向がカギ~聞き手 大澤徳(スモールサン事務局長) 有効求人倍率には大きな変化はなくて、10月も1.57倍と前月と同水準だった。でも、「求人数」そのものは製造業を中心に徐々に低下してきている。図3に明らかなように、今年3月から前年同月比マイナスが続いている。10月は4.0%減。とくに製造業は15.6%減と大きく求人数を減らした。雇用動向次第で、今後景気がさらに落ち込む可能性は否定できない。(下記からの抜粋) 想定以上の悪化~増税後の景気~ 大澤 10月の「景気動向指数」が発表されました。景気の現状を示す一致指数が94.8と6年8カ月ぶりの低水準となりました。 山口 前月と比べて5.6ポ...