インタビュー／景気を読む　2019年9月号

“最悪のタイミング”での消費税増税 ～外需低迷、消費者心理悪化、ツケは中小企業に～聞き手 大澤徳（スモールサン事務局長） まずもって言っておきたいのは、今回は２つの意味で「最悪のタイミングでの消費増税だ」ということ。1つは、「外需」が落ち込み、輸出が減少しつつあること。こんな時に消費増税を実施して「内需」を冷やせば、景気の悪化に拍車をかけることになる。もう１つは消費者心理が極端に冷え込んでいる中での消費増税だということ。そのため、増税分を価格転嫁できず、経営が圧迫される中小企業が続出する事態が懸念される。安倍政権の責任を問う声が大きくなる可能性もある。(下記からの抜粋) 最悪のタイミングでの消費増...