インタビュー/景気を読む 2017年7月号
業況の「改善」に広がりがみられるものの、景気は「上昇軌道」に乗れず聞き手 大澤徳(スモールサンニュース事務局長) 「改善」に広がりはみられるものの・・・ 大澤 昨年後半から「回復」傾向を見せた景気が今年に入ってから「足踏み」状態になっている。このコーナーで先生はこういう判断を示されてきたんですが、最近になって再び「好転」を示す景気指標が増えてきたように思います。これから景気は上向いていくのでしょうか。 山口 たしかに図表1で景気動向指数の推移を見ても、若干ではあるけどグラフが最近上に上がっている。中小企業を対象とした「中小企業家同友会」の4-6月期景況調査でも、「業況判断DI」(業況が「好転」したと答...