スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2017年5月号

「追憶」~過去を背負って、生きていく。~出会いと別れ、そして再会富山県警の刑事・四方篤(岡田準一)、輪島市で土建業を営む田所啓太(小栗旬)、東京にあるガラス店の経営者・川端悟(柄本祐)。親の愛に恵まれなかった3人は、少年時代、「ゆきわりそう」という名の喫茶店で、店主の仁科涼子(安藤サクラ)に救われ、家族のように暮らしていた。だが、ある不幸な事件をきっかけに、離ればなれになることを余儀なくされる。もう二度と会わないはずだった。 それから25年。富山市内で、篤は悟と偶然出会う。遅くまで酒を酌み交わすうち、悟は、資金繰りに困り、金策のために啓太に会うのだと語る。これまでも何度か助けてもらっていたのだ...

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