スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2015年12月号

「杉原千畝」~彼なら今、どうするだろうか。~ 第二次世界大戦と日本1934年、満州。満州国外交部で働く杉原千畝(唐沢寿明)は、北満鉄道の経営権をソ連から買い取る交渉を有利に進めるため、独自のルートで諜報活動を行う。その結果、大幅な値引きの取引が成功するが、協力を依頼した関東軍の暴走で諜報活動の仲間たちを失い、失意の帰国。帰国後は外務省に勤め、友人の妹、幸子(小雪)と結婚。在モスクワ日本大使館への赴任を熱望していたが、ソ連は千畝の能力の高さを恐れ「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる者)」と見なし、入国を拒否。 1939年、独ソが不可侵条約を締結した直後、リトアニアの首都カナウスに赴任し日本領事館...

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