スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2012年3月号

『はやぶさ 遥かなる帰還』2010年6月13日、「はやぶさ」は地球から3億キロの果て、小惑星「イトカワ」のサンプルを地球に持ち帰った。人類初の快挙。大震災に隠れがちだが、あの興奮は私たちを奮い立たせた。それはいかにして成し遂げられたか。プロジェクトチームの挑戦JAXA(宇宙航空研究開発機構)プロジェクト・マネジャーの山口駿一郎(渡辺謙)、イオンエンジン担当の藤中仁志(江口洋介)、広報担当の丸川靖信(藤竜也)らが見守る中、2003年5月9日、鹿児島県内之浦の宇宙空間観測所から、MV-5号ロケットに乗った「はやぶさ」が宇宙へ飛び立つ。朝日新聞科学部記者・井上真里(夏川結衣)もカメラを構える。ターゲットマーカー(小惑星...

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