スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2020年8月号

「ぶあいそうな手紙(原題:Aos Olhos de Eenesto 英語題:Through Ernesto’s Eyes)」 人生の大先輩に捧ぐ 手紙が結ぶ縁 ブラジル南部の街、ポルトアレグレ。隣国ウルグアイから移住して46年。78歳のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)は妻を亡くしてから一人暮らし。離れて暮らす息子ラミロは父を心配し、家を売り同居しようと言うが頑固者のエルネストは聞き入れない。 ある日、昔の友人だったルシアから手紙が届く。目がすっかり悪くなってしまったエルネストには文字が読めない。アパートの隣人ハビエル(ホルヘ・デリア)に読んでもらおうとするがルシアとの仲をからかわれたため頼みたくない。家政婦のクリスティナは手書きのスペイン語...

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