スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2020年2月号

「ジョジョ・ラビット」 難しいことをやさしく深く ジョジョ少年の成長譚 第二次大戦下、ドイツ。10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は少し内気で心優しい少年。だがナチスへの忠誠心は人一倍。父親不在の彼にとって、空想上の友人アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)が良き相談相手だ。兵士を養成する青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿ではウサギを殺すことができず弱虫とからかわれ“ジョジョ・ラビット”というあだ名がつく。その上訓練中に顔や足に大ケガを負い、母のロージー(スカーレット・ヨハンソン)は責任者のクレツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)に猛然と抗議。ジョジョは事務方の奉仕活動に回され...

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