金融マンのひとり言 2018年10月号
500年企業 継承とは伝えること 〜スモールサン10周年 ㈱虎屋 黒川代表の講演を受けて〜 『業界の発展と若手育成のためにわれわれは寛大でなければならない 伝え、守るべきは文化や誇りであり技術はオープンにするものだ』 『企業は人なり』といわれますが、一人が企業で働ける期間は長くても50年くらいです。企業自体が意思を持って活動するわけではないので、その企業に属する『人』が知識や技術を誰かに引き継いでいかなければならないことは当然のことながら、その引き継いでいく知識や技術がその時代に即した形に柔軟に対応発展していくことも大事です。そのためにはマニュアルや教科書に加えて『企業文化』という柱がなければ、困難で...