金融マンのひとり言 2017年8月号
「資産」デフレ脱却とバブルの発生 安倍政権発足から5年が経とうとしています。 日銀に無尽蔵のごとく、国債やETF、REITを、GPIFには株式を買わせつづけ、相続税増税、住宅資金贈与特例措置などにより不動産市場への刺激策などを行いました。 この流れを受け、金融機関もマイナス金利政策導入後は不動産関連貸出に傾注するとともに、手数料収入増加目的に投資信託の販売に注力されるようになりました。 税制改正後はこぞって不動産関連業者が『相続税対策』という掛け声でアパート建築を推し進め、将来の『年金不安』を煽り若年層や初心者へ『投資用マンション』購入を促しています。このような流れの中、将来リスクの説明不足からトラブルも...