金融マンのひとり言 2017年1月号
不動産融資の増加 日銀は16日、銀行や信用金庫の不動産業向けの新規融資額が、2016年度4~9月期に前年同期比14.7%増の7兆706億円に達したと公表した。上半期としては2年連続で過去最高を更新した。日銀が1月に導入を決めたマイナス金利政策で金融機関の貸出金利が低下し、不動産業者の借り入れが増加した。(日経新聞11・16付) 日銀による(黒田総裁による)未曽有の金融緩和により金利が大きく低下し、その資金が不動産関連中心に回り、不動産向け貸し出しがバブル期を上回る勢いであると数年前から報道されています。バブルの再来かとも言われることがありますが、内容的には少し違っている気がします。 バブル期は、保有資産の...