金融マンのひとり言 2020年10月号
「へーゲルで考える ~コロナ渦で溺れないように~」 わたしたちの環境が劇的に変化しました。 今までの「常識」が通用しないことが多くなりました。 常識という「思考」は、人の経験が作り上げています。 新たな「経験」が組み込まれなければ、この常識から簡単には抜け出せません。 新たな経験の組み入れは、新たな「着想」でカバーすることができます。 新たな着想を持つには「逆張り」の視点が有用です。 逆張りの着眼点はヘーゲルの「弁証法」ではないでしょうか。 弁証法は今までのものを全否定するのではなく、一部を残し「発展」させる考えです。 一部を残す発展とは企業の理念や「強み」を残し発展させることです。 顧客離れが起きて...