金融マンのひとり言 2020年5月号
「恒産なくして恒心なし」 事業を行う上で『人』『もの』『金』は重要かつ基本的な要素です。 先行きが未だ見えてこないいま、最優先課題は『金』をいかに確保するかということだと思います。 政府は『切り捨て御免』とばかりに、あいも変わらず補償の伴わない要請ばかりが続いています。廃業に追い込まれている事業者も少なくありません。 融資対応も政府系金融機関はパンク状態、市区町村の利子補給制度も窓口対応が追いつかず、未だ融資の審査にも至っていない事業者がたくさん存在します。 ようやく5月1日から民間金融機関による無利息対応の融資制度が発信されました。 基本的には現行の制度(セーフティーネット)の要件を一部緩和し、...