金融マンのひとり言 2019年3月号
日銀政策と詐欺 東京都内で高齢者宅を狙った強盗殺人という痛ましい事件が起きてしまいました。 その手口として『アポ電』なるものが使われているとのことです。 『アポ電』とは、息子などの親族や金融機関の職員らを装って事前に資産状況や自宅に現金がどのくらいあるか、家族構成などを探る不審な電話全般のことを指し警視庁では『犯行予兆電話』と呼んでいるそうです。 強盗殺人事件の犯行前に現場近くでは不審な電話が相次いでいたといいます。 『オレオレ詐欺』『振り込め詐欺』『劇場型詐欺』など手を替え品を替え、高齢者を狙った詐欺事件は後を絶ちません。ピーク時から年間被害額は減少傾向にあるものの、2018年は350億円以上の被害...