スモールサンニュース金融マンのひとり言

金融マンのひとり言 2011年11月号

前回、金融円滑化法の改正に伴う「資金繰り」について問題提起をしました。今回は、借入金の使い道 「資金使途」について考えたいと思います。 「金融機関は雨の時に傘を貸さず、晴れの時に傘を貸す」という言葉を耳にすることがあります。 駆け込みでの融資相談や、取引先企業より融資の条件変更の申請を受けて、その企業の決算書を見ると、借入金の額が前年の数倍から数十倍に膨れ上がっていることがあります。 特に目につくのが、急激に売り上げを伸ばした企業が、都市銀行等からの借入金を大きく伸ばしているケースです。この場合、保証協会の保証付であることが多いのです。業種や財務内容によって一概には言えませんが、運転資金の場合...

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