スモールサンニュース事務局便り

2月29日には千葉県船橋市で、3月12日には神奈川県横浜市で、【山口義行講演会】を行いました。スモールサン・ゼミのメンバーを中心に参加者を集めていただき、いずれも100名以上の方にお集まりいただきました。“ネットワーク”の力は偉大だと再認識しました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

kansya横浜の講演会で、ある会員さんと再会しました。その方は、懇親会の席で勢いよく私のもとにいらっしゃって、「リーマンショックの1ヵ月前、山口先生の話を聞いていなかったらうちの会社は倒産してたよ」と嬉しそうにおっしゃるんです。

その方は飲食店を経営されていらっしゃるのですが、「どういうことですか?」とお聞きすると、「ずっと、『こんなに景気のいい時期が続くはずがない。どこかおかしい』と思っていたんだ。そんなときに山口先生の“警告”を耳にすることができた。先生の話を聞いた翌日からその“災害”への準備をし始めたんだ」とこれまた嬉しそうにおっしゃるんです。

その勢いに圧倒されていると、その方は続けて、「だからね、リーマンブラザーズが倒産した日の夜は、寝汗をびっしょりかいたよ。『いよいよ来たな』って。やっぱりリーマンショックの影響は大きくて、僕の周りのお店は対前年度比で売り上げが3割減、5割減。みんな大変な思いをしていた。

でも、僕は山口先生の“警告”を聞いて準備をしていた。結果的には、対前年度比で売り上げは97%と減ってしまったものの、リーマンショックの衝撃をほぼ回避することができた。山口先生には感謝してもしきれないよ」と熱く語っておられました。

私はこのお話を聞いてスモールサンの存在意義を強く再認識すると同時に、山口先生を誇りに思いました。さらに、「山口先生の話を聞いていた人はもっとたくさんいたはず。それでも、この会員さんのようにリーマンショックに備えた人とそうでない人は何が違ったんだろう」と疑問に思い、その方に質問したんです。すると、「危機感だよ」と一言。「『こんなに順調なのはどこかおかしい』と思いながら先生の話を聞いたからピンときたんだ」とおっしゃいました。

私はこれを“問題意識の違い”と受け取りました。山口先生も普段から言うことですが、「問題意識を持って情報を“自分”というザルに流してみると、不必要な情報は流れていき、本当にほしい情報のみが自分の中に残る」。今回の出会いで、スモールサンはその“問題意識”を提案し続けていきたいと思いを新たにしました。

スモールサン事務局 柳田のぞみ


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