教授のコラム/「社長」の言葉「伝わってますか?」第23回
第23回 「聞かせる」ための展開力 〜“付加価値創造”の事例から〜 さて、話の要所要所で「足らざる」を知らしめながら聞き手を引き込んでいく。それが「聞かせる」ための展開力である。前回は、「“数字”で『足らざる』を知らしめる」方法を例示した。今回は、「新商品の開発」や「新価値の創造」をテーマにした私の講演を事例にして、「聞かせる」ための“話の展開方法”を具体的に示したい。 以下、拙著『聞かせる技術』(河出書房新社)の中から、この点について記した箇所を引用する。少々長い引用になるが、皆さんよく御存じの、スモールサン・イノベーションプロデューサーである小出宗昭氏が登場する経営実践事例でもあるので、ぜひお読みい...