教授のコラム/「社長」の言葉「伝わってますか?」第11回
第11回「使える論理」――合成の誤謬 「どんな論理を組み立てるか」――お客さんと交渉する時も、従業員と対話する時も、皆さんが何かを説得的に語ろうとするならば、どんな論理を組み立てて話すかが決定的に重要になる。 今回からは「使える論理」を紹介していく。その1つ目は「合成の誤謬(ごびゅう)」。 これは経済学で使う「論理」だが、経済に限らずいろいろな事象について頭を整理する上でも、また人を説得する際にも、たしかに「使える」。 以下、拙著『聞かせる技術』(河出書房新社)から。 使える論理――合成の誤謬 「使える論理」を頭の引き出しの中にたくさん持っておくことは、「聞かせる技術」を高めることになります。 私たち経済学...