遠山教授の中小企業コラム 2021年9号
「ものづくりIoTとカイゼンでDXのその先へ」 立教大学経済学部教授 遠山恭司氏(中小企業論担当) またDX? またか?と思わないでください。このところ、スモールサン・ニュースでは「対談」や「大澤氏の現場レポート」でDX(デジタル・トランスフォーメーション)が取り上げられています。情報通信技術(ICT)やデータはあくまでも手段、道具です。なにか目的を達成するために武器が必要なら、できるだけ有効性の高いものを使うことが肝要です。 今回は、ものづくり中小企業(自動車部品)が生産性向上を目指し、そのためにデータを駆使して現場の社員がカイゼンを行い、効果が目に見え、働きがいや社員の生活の質にまで好影響を及ぼすケー...