遠山教授の中小企業コラム 2021年1月号
「米国のEVメーカー・テスラが目指す未来」 立教大学 経済学部教授 遠山恭司氏(中小企業論担当) EUやイギリス・フランス、米国カリフォルニア州、中国などがガソリン・ディーゼル車の販売禁止や規制の方針を打ち出し、世界的な脱炭素化の方向が示されています。日本政府も2050年までに「温室効果ガス排出ゼロ」を目指すことになりました。そのような国際的なトレンドを受けてか、米国シリコンバレーに本社をおくEVメーカー・テスラに、あらためて注目が集まっています。 昨年来、新型コロナウイルスがもっとも猛威を振るっているアメリカにおいて、テスラの株価は上昇し続け、時価総額はトヨタ、フォルクスワーゲン、GMら大手5社の合計を上...