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SSゼミ名古屋・8期・第4回
●テーマ●
「現場カイゼンの進め方」
●講師●
カイゼンコンサルタントサービス 代表 浜松史郎氏
●講義内容詳細●
トヨタ自動車の現場で長年培った「よい流れ」作りの経験を活かし、製造業の他にも、農業や飲食業など様々な現場のカイゼンを行っている浜松さんを招き、メンバー各社のカイゼンに結び付く実践的な「現場カイゼン」の手法を伺いました。
【ゼミレポート】
◆現場改善の大前提は三方良し
現場とは何かについてお話があり、ただモノやサービスを作る場所ではなく、付加価値が流れる場所であり、いろんな視点から現実を見ることが大切。
また付加価値は設計情報に宿るため、良い設計の良い流れをする事で三方良しを実現させる事につながる。
・利益確保
・顧客満足
・雇用確保
◆利益を確保するためには?
利益確保のため、現場カイゼンをするためのポイントについてお話がありました。経済性の検討、原価計算、キャッシュフローを正しく捉えるなど、細かく1つ1つ手順を見直す事が大切というお話や、仮に自社に設備を取り入れる際の検討手順を理解するためのワークを行い、理解を深めました。
◆作業を標準化する
社内の現場カイゼンとして作業効率をあげるコツとして、定番で行う作業を1つ1つ細かく分けて見直すとカイゼンするポイントが見つかる事を、作業手順を見える化する、モノを置く場所を少し変えるなどのお話がありました。
1つ1つの動作や工程を見直し、動作を少なくする。作業票を作るなど、小さなカイゼンが積み重ねていくと大きなカイゼンにつながります。
◆現場カイゼンは従業員に理解されて活きるもの
現場カイゼンの案や手順書を作成する事は大切ですが、実際に実践をするのは社内の従業員。そのため実践をする人に理解してもらう必要があるお話がありました。
伝え方に関するワークを行い、伝える事の難しさと大切さの理解を深めました。
【懇親会】
懇親会では、講師の浜松氏にもご参加いただき交流を深めました。
恒例の質問コーナーでは、外国人の方に伝えるポイントや作業の自動化が進む今カイゼンの意義についてなどお答えいただき、交流会でも学びある時間となりました。
今回のゼミでは、現場カイゼンをテーマにしたお話でしたが、カイゼンをするためには、1つ1つ細かい所を見直す事でより良くするためのアイデアを見つけられ考える事ができ、活かすことができると思いました。
また現場カイゼンするための手順書や案ができたとしても、作っただけでは活用されず、実践する方達に理解してもらう事で活かされると感じたゼミでした。
スモールサン ゼミNAGOYA
Pサポーター 関上 直人