<
SSゼミ名古屋・8期・第2回
●テーマ●
「部下育成のコツ教えます!」~人材育成の必須項目3つの要素おしえます~
●講師●
八洲学園大学 専任講師
株式会社ひらく 代表取締役 越智昌彦 氏
●講義内容詳細
あなたは部下育成に悩んでいませんか?!
☑部下を厳しく注意すると潰れてしまう!
☑部下に質問しても答えが返ってこない!
☑部下が失敗するとすぐ折れてしまう!
☑部下にどうやって言葉をかけたらいいかわからない!
☑部下は社会人としての基礎力がついていない!
☑部下の指導の仕方が分からない!
☑部下は将来なりたい自分が明確になっていない!
こんなことも実は「当たり前のこと」がおろそかになっているために、各企業や組織が多くの課題を抱え込んでいるのです。
そこで今回のゼミでは、これを読めば目からウロコの気づきがあると噂の、
「上司が放っておいても自ら動いて成果を出す部下の育て方(出版:セルバ出版)」 著者の越智昌彦氏をお招きして、部下育成の極意を伺いました。
【ゼミレポート】
今回のゼミでは、講義の中でワークショップも行いながら、部下育成に関する学びを深めたゼミとなりました。
◆人材を育てるのは上司
部下育成の心構えとして、人を育てるために研修を行う事も大切ですが、研修に頼り、上司が育成しようと思っていなければ育たない。
人材を育てるのは上司、研修はキッカケ作り、育成には時間がかかる。
そのため、企業研修で育成成果が出るのにも時間がかかる。
◆質問の仕方で成果が変わる
部下を育成するために必要な事の1つ、一方的に質問を投げかけていると、部下は言われた事しかやらない、あまり成長しないため、質問する時のポイントをお話いたただきました。
・聞き手側の立場になった上での伝え方
・相手の理解度の確認をする
・相手に伝わるまで伝える
◆ コミュニケーションの定義を理解する
コミュニケーションとは?の質問をすると、多くの回答は「会話」と言われる事が多いそうです。
実際の意味は「意思伝達」
伝える側が伝わっただろうと確認作業を怠るとミスマッチが起きやすくなる。
また相手に伝わっているかの確認をする事で、確認する中で伝え漏れていた事の発見にもつながる。
「伝わったかどうかの決定権は相手側にあり」を意識する。
例:「8時に集合」だけだと、朝の8時、夜の8時どちらに捉えられるかわからない。
◆感じることの必要性
研修時に行う心理学の話題として、心理学の1つNLP、人間がもつ6つの自我状態、こんな人になりたいイメージをするキャリアデザインなど、ワークをしながら、感じる必要性のお話がありました。
◆企業研修で効果を出すために必要なこと
企業研修の方針も変化しており、昔は、研修する側が一方的に教えて、みんなが育って欲しい。今は、1人ひとりの個性を大切にして、個を伸ばす。
企業研修で成果を出すためには、人事戦略を考えた上で行う必要がある。
3〜5年後に自社に必要な人材を育てるために必要。
最後に企業研修のポイントのお話がありました。
・部下を追い詰めない
・質問だけで部下を育成する
・未来をみせる
【懇親会】
懇親会では、講師の越智氏にもご参加いただき、部下育成の話題を交流を深めました。
恒例の質問コーナーでは、研修の取り入れ方、経営者も一緒に研修を受ける方がいいのか、伝えたつもりでの確認作業で信頼関係は崩れないか?
など、数々の質問にお答えいただきました。
今回は、部下育成の内容でしたが、私自身の過去を振り返った時に、上司に急かされ追い詰められしまい、逃げだしてしまった経験があった事を思い出しながら、質問で育てる、感じる、未来をみせることは大切だと感じました。
また、人はすぐに育つものでなく、子どもを育てるように時間をかけて行うこと。というお話がとても印象に残りました。
スモールサン ゼミNAGOYA
サポーター 関上 直人