スモールサンゼミ名古屋

◆テーマ
弱点を進化させる
〜常識を外して集客を成功させる〜

◆講師
水族館プロデューサー
集客コンサルタント
中村 元氏

数々の水族館をプロデュースされ、
鳥羽水族館、江ノ島水族館、サンシャイン水族館のリニューアル時に、以前の3倍以上の入館者数を記録されてます。
その奇跡的な集客増を成功させた手法を伺いました。

【ゼミレポート


集客をする時の考え方として
・    どうしたらメディアがきてくれるのか?
・    メディア戦略をするためにはマーケティングが必要
・    コンサルタントのウソ

メディアは、たくさんの人が目で見て聞いてくれる媒体、これを使わない手はない。

マーケティングを考える時に、どれだけお客様の気持ちになれるかが大切。
某マンガ雑誌を事例に、マンガは子供が読むものと思われがちですが、内容は複雑で子供は理解しがたいものでも人気がある。お金を使うのは大人。

水族館、子供が見るのが中心だと思われがちですが、お客様となるのは、大人。
魚に関するうんちくは、世間の人は興味ない。
見て感じて楽しむ場。

実際に中村氏が手がけた水族館についての解説も行われました。



◆人の時間は24時間しかないからこそ、パイの奪い合い
集客する事は、お客様に時間を作ってきていただく事。
どの業界も競合がある、そのため時間やパイの奪い合いが発生する。
だからこそ、小さなパイを独り占めし、来て欲しい客層にきてもらえる対策や工夫が必要。

一人の人のため(小さなパイ)のサービスが、大きなパイを掴む事につながる!


◆ターゲッティングの陥りやすいミスとは?
どのようなターゲットを狙うかを考える際、多くの人にきてもらおうと広範囲に考えがちですが、逆にターゲットを小さく絞り、狙ったターゲットの人達にきてもらいやすいコンセプトを考える。

ターゲッティングは、お客様の深層心理をくすぐる。エッジのきいた内容にし、限定した層を狙う事。


◆弱点を進化させるためにやめる事
何かを始めるよりも、やめる事の方が取り組みやすく効果も早く出ます。
まずやめた方がいい事。

・    弱点を隠す
・    弱点を克服する
・    弱点はダメだ。という常識を捨てる

中村氏が数多くの水族館で集客を成功させた大きな要因として、弱点を活かし、進化させています。
常識で考えたら弱点だったはずが、考え方を変え、取り組み方を変え、弱点をシンボルに変えた事で強みに進化。
結果、集客を成功させたお話がありました。

弱点を活かすために、大きな土俵に入らず、土俵際で戦う事。
裏道、普段とは違う視点を使う事が重要。


◆懇親会
恒例の懇親会では、講師の中村氏にもご参加いただきました。
懇親会内で発表された、中村氏によるゼミアンケートの質問に対する回答は、皆様一時的に飲食の手を止め、学びとして取り入れようと聞き入っていました。
楽しく交流をしながらも、学びある時間となりました。

今回のゼミでは、弱点に対する見方が大きく変わりました。
弱点は、頑張って克服しないといけない。また見せないようにしないと…
などと、私は参加する前に思っていましたが、その考え方が覆りました。
弱点はダメじゃなくて、進化させて活かす。

また常識に囚われず、視点を変える事やメディアを活用する事、ターゲットを絞る事で集客に繋がる事がわかりやすくイメージでき、弱点と集客に対する考え方を実体験に基づいたお話から学べたゼミでした。



スモールサン・ゼミNAGOYA
Pサポーター 関上 直人


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