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SSゼミ名古屋・6期・第8回
◆テーマ
『0円で8割をリピーターにする集客術』
どんなビジネスでもリピーターを創出できる!
実績あるノウハウを使った集客術を中心にお話を伺います!
◆講師
一圓克彦事務所
代表 一圓 克彦 氏
【ゼミレポート】
一度利用されたお客様を8割リピーターにした取り組みや考え方等、実例交えながらお話していただきました。
◆ 集客するための安売りは長続きしない
一圓氏が過去飲食店経営をされた際、多くの取り組みをされ、成功と失敗を積み重ねたお話がありました。
例えば、生ビール1杯100円、昔はよく見かけた謳い文句ですが、最近は見かけなくなりました。価格を下げて集客を行うと、客単価の減少に繋がり、利益が少なくなったからと価格を戻すと、お客様はこなくなる。
価格の安さで集客をすると、価格を上げたらお客様は離れてしまう傾向にある。
◆ 集客は心理学
人は感情で行動するため、人の心理を知る必要がある。
目についた色によって行動に変化が起きる事、匂いからも購買意欲が向上する。お客様は人間である事を意識する必要があります。
集客の手法といえば、よくマーケティングの事が話題になりますが、マーケティングは、状況に応じて考え方、使う意味や目的を踏まえて使う事で、より効果が出る。
また過去の業績を振り返るためには必須だというお話がありました。
◆ 営業といえば新規開拓と言われる理由
新規のお客様は、どれだけ動けばどのくらい売上に繋がるか、過去の統計データから概ね計算ができます。リピーターは、統計データがない事が多く、予測ができないため、そのためどのくらいリピーターになるのかわからない事から、新規開拓に力を入れられる企業が多い。
リピーターの定義を自社で定める事で、リピーター客を増やす事につながる。
◆新規開拓よりリピーターに力を入れると起こる3つのメリット
・ 販売コストの違い
・ リピーターが増えると離職率が下がる
・ 経営者の機嫌がよくなる
販売コストの違い、新規獲得コストとリピーターのコストを比べると、リピーターにかけるコストの方がかなり安い。
離職率の低下、企業の従業員とお客様のつながりが強くなり、思い入れが強くなるために起こります。
経営者の機嫌がよくなる理由、リピーターを増やすためには感情を動かす事であり、リピーターが増え売上が上がれば、資金面の不安も少なくなります。
リピーターは定期的に商品やサービスを利用されるので、固定の売上となる。リピーターを作る事は、安定した企業作りの一環になります。
◆ リピーターを作るために大切なたった1つの事
「リピーターになる人を新規開拓する」
日本の人口が減少傾向にあるため、新規開拓が「人からお客様をとる行為」になる可能性がある。
そこで、新規開拓をする時に数字を優先して誰でも良いではなく、リピーターとして長く付き合えそうな人をお客様にする事が大切。というお話がありました。
◆懇親会
恒例の懇親会、一圓氏にもご参加いただき、交流を深める中、ココだけの話も含めてご歓談していただきました。
今回は、リピーターと集客のお話から、新規を追う事、売上を上げる事。
ツールやノウハウを活用する事は必要ですが、新規ばかりを追うのではなく、一度でも利用してくれたお客様を大事にする事。
また商品やサービスを利用するのは人。人との繋がりが何より大切だと感じたゼミでした。
スモールサン・ゼミNAGOYA
サポーター 関上 直人