スモールサンゼミ名古屋

◆テーマ
「どうなる? 2016年の日本経済と中小企業経営を読む」
2015年上半期倒産と失敗企業の事例から、2016年はどんな年になるのか?
といった話題を中心に、お話を伺いました。

◆講師
東京商工リサーチ 景浦取締役


【ゼミレポート】

2016年度の経営時に起こりうる事を知り、対策をするために、
2015年度の倒産と失敗企業の事例の資料を元に
お話していただきました。

◆「7年連続倒産件数が減少」
 倒産数は年々減っているものの、倒産する時の負債額に注目すると、
・10億円〜99億円での倒産は減少。
・1億円以下と100億円以上での倒産は増加。

 100億円以上での倒産は、数十億円規模の売上をあげていた企業が、1つの小さな悪い出来事への対処ができず、膨れ上がり、大きな負債になり、倒産する傾向にある事を事例を踏まえて話がありました。
 1億円以下の倒産は、次の話題が大きく関与している話がありました。


◆解散・休廃業の増加
 解散・休廃業は、2000年以降増加を続けており、2015年度は倒産件数の3倍になっています。
 IT業界の発達から、建設業や小売店、個人営業店を中心に、解散や休廃業が増えている話がありました。

◆海外進出のリスク
 海外展開が増えてきている中、チャイナリスクと気をつけるべき点、事例含めて話がありました。
・定期的な確認怠らない事。
・1つの対応ミスがおきな火種になる可能性。

◆愛知県で起きてる倒産事例
 名古屋で起きている事例から、予防策の話がありました。
・会社内で見てわかる素行ポイント
・キーマン喪失


◆懇親会
 恒例の懇親会、東京商工リサーチ 景浦取締役を始めスタッフの方にもご参加いただき、交流を深める中、ココだけの話も含めてご歓談していただきました。

 2016年度の経営をしていく上で、2015年度に起きた事を踏まえ、何に備えたらいいのか、1つ1つの対応をキッチリする事が学べたゼミでした。


スモールサン・ゼミNAGOYA
サポーター 関上 直人


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