スモールサンゼミ名古屋

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱しています。

2018年2月に企業や若者を取り巻く環境変化により、経済産業省、人材政策室より、「人生100年時代の社会人基礎力」と再定義されました。
「基礎学力」「専門知識」に加え、それらをうまく活用していくための「社会人基礎力」を意識的に育成していくことが今まで以上に重要となってきています。

今回のゼミでは社員の「社会人基礎力」を養うのに経営者がしなくてはならないことを、
社会人基礎力向上プログラムを作成し仕事の基礎力を5,000人以上分析指導してきた株式会社ひらくの代表取締役越智昌彦氏より伺います。

講師:株式会社ひらく 越智昌彦 氏
開催日時:2018年11月19日(月)18時20分~
担当プロデューサー:山内税務会計事務所 山内 新人 氏

ゼミ詳細レポート


◆人生100年時代の社会人基礎力とは?
「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱。
平成30年度に、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力を「人生100年時代の社会人基礎力」と新たに定義されました。

◆目的と目標の違い
目的:最終地点
目標:最終地点に向かうまでの道のり
企業の目的:企業理念
目標:年度や月々で達成する事
社員教育する上で、目的と目標の意味を考え行なっていく必要がある。


◆社員教育を行う理由
なぜ、社員教育を行う必要性があるかについてのお話がありました。越智氏が提唱する一番の理由は、「会社を守る人材を育成する事」

会社を守る人材の育成とは?
・会社を成長させる人材
・人材育成ができる人材
気づき力・学び力・実践力があり、コンプライアンス意識をもっている事。
とって代われない人材を育成する事が、会社を守る人材の育成につながる。

◆キャリアデザイン
人材育成をする上で、必要な要素の1つ。
期間を決めて、ここまで達成させるまでの道のり。
昔は、社内に理想の人物がいて、目指す人となっていた。
現在は、社内に思想の人物がいない事が増えている。

必要な要素
・Will:将来の夢、希望
・Can:知識、能力、資格、スキル
・Must:課せられた役割、やるべき事、責任
スキルとは、体験して身につけた内容であり、技術、知識ではない。

◆社会人基礎力で大切なことは?
・会社を守る人材の育成。
・短時間でもいいので、継続して学びを実践する事。

懇親会


懇親会では、講師の越智氏にもご参加いただき交流を深めました。
社員の育成に関する話題を中心に、様々な話も上がっていました。

今回のゼミでは、社会人基礎力と社員教育に関するお話でしたが、人生100年時代を想定した際、1人1人の基礎力を向上させる事で、普段の業務をしっかり行い、柔軟な対応や新たな発想ができるようになるのではと思いました。
社員教育、ただ仕事の内容をできるようにするのではなく、会社を守る人材を育てる意識をもって取り組む必要があると感じました。



ゼミNAGOYAサポーター
関上直人


ページの先頭へ