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SSゼミ名古屋・14期・第3回 変革期にある金融情勢の中で、中小企業の進むべき道は? ~現在進行中の債権カットや銀行交渉などの実例から~
苦境にある中小企業の経営者に寄り添い、長年企業再建コンサルティングに奔走していらっしゃる川野先生に、ことしもご登壇いただきます。
今回は、現在進行中の債権カットや銀行交渉の実例からのお話をうかがいながら、これから先、金融機関の動向を知り、業界の常識から脱却することで、どのように中小企業が銀行とお付き合いしなければいけないのかを伺います。
ゼロゼロ融資後の中小企業の生き残り戦略と金融動向について、また経営者として会社を守るために必ず知っておいた方がいいこと、そのポイントとこれからの中小企業施策を聞けば、経営者として今後の方針も見えてくるのではないでしょうか。
相変わらずの毒舌先生なので、その毒舌ぶりもお楽しみください。
講師:有限会社川野コンサルティング 代表取締役 川野 雅之 氏
担当プロデューサー:税理士法人AtoY・コ-クリエーション合同会社 山内 新人 氏
開催日時:2023年12月18日(月) 18時20分~
ゼミレポート
今回は変革期の金融情勢を中心に講義していただきました。
先生のお話を聞いて、現在の金融情勢の変化として、会社に借金がある場合、連帯人を含め廃業してでも返すべきという決まりがなくなったこと、将来性のない会社は次の会社に引き継ぐ形で原則潰していいことなどを知り、様々な物事に柔軟に対応できる柔軟性と備えの必要性を改めて認識しました。
また、最近ではネット銀行がすごい勢いで成長しており、Pay payを使った振込額はトップ20に入っています。手続きがいつでもできることをはじめとした利便性の高さやサポートやインセンティブの高さ、法人も扱っていたりするネット銀行はこれからも確実に成長していくと見られています。
また、会社の経営に関しては、情報収集や仕組みを考えることを怠ってはいけないと述べられていました。会社とは、とばっちりを喰らうものであるからこそ、赤字か黒字かよりも企業価値を重視して経営していくべきだというのは新しい学びでした。