<
SSゼミ名古屋・10期・第4回 「情報収集力やマーケティング力、アイデア発想法などビジネス必須のスキルまで身につく超効率的な勉強法」
現在放映中の人気クイズ番組の、問題作成・演出・監修まで手掛ける「超売れっ子クイズ作家」日高大介氏に登壇頂きます。
日頃なじみのない「クイズ作家」「クイズ番組」という仕事の裏側やビジネスエピソードをお話しいただきます。
更に「ワーク」や「クイズ」をしながら、ビジネススキルを身に着ける為の発想法や勉強法を伝授してもらいます。
今回は、脳をフル回転していただくゼミとなります。
講師:クイズ作家 日高 大介 氏
開催日時:2019年11月18日(月)18時20分~
担当プロデューサー:税理士法人AtoY 代表社員/コークリエーション合同会社 CEO
イノベーションファシリテーター 山内 新人 氏
ゼミレポート
◆クイズ作家とはどういう職業か
クイズ作家は全国でも10名に満たないニッチな職業。クイズの作成だけでなく、クイズ収録現場でのリアルタイムの正誤判定も行う。一日で数百個の作成を求められることもあるが、その内テレビで使われるのは一部だけ。そのために培われた力は「情報収集力」「マーケティング力」「アイデア発想法」などビジネス必須のスキルに結びつく。
◆どうやったら面白いクイズをつくれるのか
初めての仕事で作ったクイズは600問。しかし、その中で採用された問題はたったの40問程度だった。
1.問題自体をもっと面白く。ただ知識量を問うだけでは勉強っぽい、つまらないクイズになる。「アメリカの南北戦争と日本の西南戦争…今出てこなかった方角は!?」など、知識を組み合わせるだけではない「遊び心」が重要
2.読み手の口調を把握して、その特徴にあわせたクイズ文章にする。(情報収集力、マーケティング力)
先のクイズでの「…」など、問題文に間やリズムを入れることで読み手も面白く読むことができる。
◆クイズの品質とは何か
クイズは出題者と回答者のコミュニケーション。双方にとってどんなクイズが面白いのかを考える。言葉の選び方、どう読み上げてどう聞こえるのかなど、短いクイズの中にたくさんの工夫を凝らすことで採用率が格段に上がる。
◆情報収集法、アイデアの発想法
たくさんのクイズを作るために、旬のワードなどどのように情報収集しているのか。面白いクイズを作るためのアイデアの発想法、伝わりやすい問題を作るためのプレゼンテーション力など、その他にも様々なヒントをお話しいただきました。また、クイズ収録番組での様々なエピソードなど、ここでしか聞けないお話も多くお聞かせいただきました。
まとめ
今回クイズという極めてニッチな分野の話でありながら、その根幹は企業における商品開発やマーケティング、社員とのコミュニケーションなど、身近で活かすことのできる普遍的なテーマへと繋がるものでした。一見自社とは関係なさそうなテーマの中にこそ、普段見落としがちなヒントが多くあるのだと感じました。
懇親会
先生にもご参加いただいての恒例の懇親会。勉強会より更にクローズドな空間で裏話なども飛び出し、とても盛り上がった懇親会となりました。
スモールサン事務局
山口恵里