スモールサンゼミ名古屋

今年で3回目の開催となる、マネジメントゲーム合宿。
1泊2日でみっちり学び、宿泊を通じて参加者同士のつながりを深める合宿を開催致しました。

◆マネジメントゲームとは?

人生ゲームのようなボード盤を使用する経営シミュレーションゲームで、ゲーム上で参加者一人ひとりが経営者となって疑似経営をすることで、経営における様々な意思決定を実践し、企業経営に必要な経営戦略思考と実務に役立つ会計思考を学ぶことができる能動的学習(アクティブ・ラーニング)研修です。

マネジメントゲーム合宿で何を学べるのか? ~合宿の目的~

①企業活動の3つのポイントを理解し、戦略活動・数字感覚・組織・立場・役割を理解します。
(1)利益思考・業績アップ
(2)目的意識・人材活性化
(3)創意工夫・創造性開発

②経営者として必要な技能・知識(マネジメント能力)を身につけます。
(1)ゲームでシミュレーションし経営感覚を養います
・成長の原動力である<研究開発・教育>
・だれに、何を、どのように・・<マーケティング>
・供給するために必要な資源(材料、資金、人材など)確保<調達>
・安定して調達・提供するための仕組み、リスク対策<生産・プロセス>
(2)戦略会計STRAC(管理会計)で分析・評価力を養います
・目標と現状の比較、次の一手の元データ、コミュニケーション<計数・モニタリング>


ゲームではありますが、様々な要素が含まれているマネジメントゲームを2日間で5期を行いました。今回も今までと同様、製造業をベースにしています。
その様子を簡単ではありますが、レポートさせていただきました。
少しでも臨場感を出すため、レポートを書いている関上のプレー状況も少し記載させていただきました。


第3回マネジメントゲーム合宿レポート


一日目


今回の参加者は、総勢11名。
山内プロデューサーは、ファシリテーターを務めたため、プレーされたのは10名。初めてプレーされる方2名、1回経験者3名、2回経験者5名でした。
プレーテーブルは2つ。3期目よりテーブルのメンバーチェンジも行いました。

参加者同士の自己紹介、合宿で持って帰りたい事を含めて話をした後、山内プロデューサーより、マネジメントゲームの説明を受けながら第1期が開始。
1期目は、デモプレーのため全員同じ状態ですが、経験者はルールを思い返し、初めての方はプレーを覚えるのに必死の様子でした。

2期目より、本格的にプレーへ。
経験者の方は、すでに戦略を立てている方もいましたが、初めての方もいる中、プレーは比較的早く進んでいたように思います。
問題は決算書の作成です。毎回、数字が合わない事が起き、時間がかかる事が多いです。結果として、ほとんどの方は堅実に進めていました。
私は、過剰な設備投資を行い…うまくまわらず固定費がかさみ赤字となった上に最下位でした。

3期目、どんなプレーをすると良いのかが少しわかってきた頃、初めての方もプレースピードが上がってきました。仕入れ・商品作り・販売の流れをいかにスムーズにするかがポイントとなります。
決算書作成は、苦戦されている方はいましたが、予定の時間内に全員が完成しました。
私は、設備投資していた事から、勢い良く仕入れから商品作りを行い、販売した結果、赤字から黒字へ転換させる事ができました。

1日目終了後は、懇親会で飲みながら交流を深めました。
その後、一部のメンバーは部屋飲みをされたり、外のお店で語らうなどして過ごし終了。



二日目


8時より各メンバーの昨日の振り返りを行った後、第4期より開始。
4期は、皆さんプレーに慣れた事から動きが活発となり、結果として数字の動きも大きくなっていきました。
私も、その流れに乗った結果、今期では一番売上を上げ追い上げを見せました。

最終5期、より動きが大きくなるかと思いましたが、ルールがわかったが故の慎重な動きもあり、販売不振となったテーブルもありました。
私はせっかくなら一番をと動きましたが、結果届かずでした。

ただ、全体として、多くの方が黒字で終えられ、決算書作成も前回と前々回に比べて早く進み、時間内に終えられました。
最後に、皆様より感想をお話いただき合宿を終えました。

≪個人的な参加の感想≫
私は、2年前に参加し去年は欠席して望んだ今回のマネジメントゲーム。結果がよかった事よりも、決算書作成スピードが向上していた事や全体を見ながら、今何をしたらいいのか? 急な状況の変化に対して、どう対応していくか? 考えてプレーできるようになっていた事に、成長している実感がありました。

また、ゲームだからこそ普段やらない経営(プレー)をしてみるなど、チャレンジもできました。売上を上げるだけではいけない、かといって消極的でもいけない。学び得た事がとても多い合宿となりました。
参加された皆様、ありがとうございました。


ゼミNAGOYA・GIFUサポーター
関上 直人


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