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SSゼミ京都・6期・第4回「中国経済・ビジネスの最前線」
今や日本経済も世界経済も「中国を軸に回り始めた」と言っても過言ではありません。
それほどに中国のプレゼンスは高まっているのです。
日本の経営者にとって、中国ウォッチングはもはや「必修科目」になったといってよいでしょう。
そこで黒政氏から、現場視点での中国経済の”今”を学んでいただきます。
講師:産業タイムズ 上海支局長 黒政 典善 氏
実施日時:2018年11月1日(木)18時30分~20時30分
担当プロデューサー:人財育成プロデューサー竹内健二
11月ゼミ報告
内容報告 報告者 奥田英詔氏ゼミでの一言
①大気汚染、食品案税問題、知的財産権侵害といった問題は、無くなってないが、主要な問題ではなくなった
②ZTEショック。中国脅威論
③習近平は挫折と苦しみを知っている指導者。これまでの指導者とは違う
・2015年から日本に来ている中国人が増えている。ビザの解禁と、一番大きいのは為替。倍位違う。1000元が一番いい時で2万円。悪い時は1万3000円位
・「中国製造2025」:新中国設立100年のタイミング2049年に中国が世界の一流国になるためのガイドラインが書かれている。半導体はじめ、最先端の製品を作って、経済活動を行っている姿を目指している
・「一帯一路」 陸(一帯)と海(一路)のセットで経済圏を作る構想
・中国の高速鉄道 日本より既にはるかに長い距離(10倍)の線路ができている。高速道路も凄い速度でできている。中国は土建国家。エネルギーインフラ作りが得意。中国は超高電圧での電力送電をおこなっている
・河北省 張北フレキシブル3GW送蓄電PJ(風力+太陽発電)(原発1機で1GW)
・スマホメーカ台数 サムスン3億 アップル2億 ファーウェイ1億 これ以下のメーカほとんど中国。サムスン、アップル以外は中国メーカといっていいくらいの数
・携帯基地局メーカ ファーウェイ、ZT、エリクソンの3社 5Gになっても3社が必要
・空気を汚していたのは、石炭火力発電(80%)→2030年には石炭火力発電が40%まで下がる。
・現在の支払い決済方法は現金を不要としている社会を作った。銀行窓口やATMがなくなっている。道端の店でもQRコードで払えない店はない。
・アリババのネット生鮮食品「盆馬鮮生」朝8時に頼んだら、8:30に配達。
・「CLM諸国」ミャンマー、ラオス、カンボジア 3か国併せて国家予算は、中国の1%以下。AIIBから貸し出しをおこないインフラを作る。お金が払えないから、発電所の権益を中国がもらう。中国資本が投下されている。気が付くと、新規の発電所の資本80%が中国資本。覇権をすすめている
・中国IT企業の台頭/脅威論 2020年に中国はどうなる?GDP成長 給料は倍になる。日本がかつて歩んだイメージで中国が発展→安定経済へとなる
・1人あたりGDPが1万3000ドルに達すると、ハイテク化がおきる。中国はまだ少したりない。
ゼミアンケート内容より
・今の中国の情報を知れてよかった
・日本ブランド、京都ブランドをどうみせていくか?
・アメリカの繁栄は、シェールガスの影響がある。中国は米国以上に埋蔵
・監視されることより利便性。日本ではすすまない