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SSゼミ岐阜・2期・第7回 <公開ゼミ>0円で8割をリピーターにする集客術! ~あらゆるビジネスに「もっともっと」リピーターを~
財布の紐が固く絞められた昨今、売上の増加に向けて販促をしたいが、目先予算の減少で思うような販促ができない。
結果、売上も低迷してしまうというジレンマに陥っている企業が多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するのが「リピーター・固定客創り」。
一圓氏が自身の企業経営の中で培ってきたこの「リピーター・固定客創り」はコストが殆どかからないものばかり。
そこで本ゼミでは、リピーターの重要性の気づきから、リピーター・固定客が増える仕組みの具体的事例、
そして皆さんの実践に落とし込むための具体的なノウハウを学びます!
講師:顧客リピート総合研究所株式会社 代表取締役 一圓 克彦 氏
実施日時:2019年4月25日(木)18時30分~
担当プロデューサー:山内税務会計事務所 山内 新人 氏
ゼミレポート
◆リピーター創出とは?
ザルをバケツに変える事。1回商品を買ったら、次も買わなければならない。をコンセプトのリピーター作り。
リピートが少ないと思われそうな業種でも、リピーター創出はできるとお話されていました。ただし、リピートする仕掛けを2重3重4重と仕掛ける必要がある。
◆リピート客は、客単価が高く利益を生む
一圓氏の飲食店経営時代の経験談より、客数を増やすのはとても大変。無闇に広告を出すと、宣伝広告費がかさむ。
広告を控えたら、客数は減ったが、客単価が上がった経験から、客単価を増やす事の大事さを体感され、客単価を上げるための努力を重ねた結果、大きな売上を出さずとも利益が出てきた事から、売上の考え方は以下にしている。
『売上=客数×客単価×リピート数』
◆「お見積り、相談無料」は、やっちゃダメ
一圓氏は、お見積りの問い合わせがきたら、見積書を送っている。
一圓氏は、見積もりの連絡があった場合、スポットコンサルティングをしている。お見積り料金は、契約になったら見積もり金額をひかせていただく形をとっている。
約8割の買うつもりのない人からは、連絡が来ない。
約2割の人が見積もりとなり、仕事になる。
見込みのない、買うつもりのない人と、買う見込みある人を振り分ける。
お客さんになる人を最優先。お客さんにならない人は後回しにする。
◆マーケティングは過去のデータ分析
一圓氏の大学時代、先生の指示で、500人のお客さんデータを取らされて言われた事。
人間の感情をコントロールできるようになりなさい。
心理学と脳科学を学びなさい。と言われた。
マーケティング学の前提条件、経済的にメリットがあるものを選んで買う。
しかし、実際に人間は合理性ある経済行動を取るとは限らない。
学問の正解とビジネスの正解は別。
人間は、すべての意思決定を感情で動いている。
経済的合理性は、購入をするかどうかの判断材料の1つでしかない。
◆価格競争をやってはいけない。
商売とは、お客さんから「価格が高くても、不利な条件があっても、あなたの所から買います」と言ってもらえるようにする事。
安くしなくても、便利にしなくても売れる。
マーケティングは、分析の学問。過去の分析をするには必要な事。
これから先の経営戦略を立てる時に、使うときには心理学を使うと良い。
◆新規開拓よりリピーターがいい理由
1.販促費は、5:1
新規開拓は、5倍コストがかかる。
客単価が高い商品程、この対比は大きくなる。
新規とリピーター、どっちのほうがコストは安い
2.人が辞めなくなる
脳科学 セロトニン。
人間関係を維持する方法が2つある。
1つはメリットを与える。
メリットは多くの所がやっているが、よくてもつのは3ヶ月程度。
メリットが当たり前になると、他の良い所を探してしまう。
メリットで、人はつなげておけない。
2つ目、承認欲求。
人は承認されると嬉しいもの。ただし、新規の人では嬉しくなく、会社の上司からでもいまいち、長年取引があるお客様から褒められるのが一番良い。
自分が気持ちよくなりたい衝動から行動する=モチベーション
同調圧力による行為=テンション
3.経営者の機嫌をよくし続けること
中小企業は、経営者の機嫌で業績は決まる。
一圓氏、4000人以上みて思ったこと。
経営者が一番左右される事「お金」
イライラしているとどうなるか?
機嫌が悪い人間は、身体の中が腐り毒を出す。その状態で、人と接すると伝染する。
機嫌が良くなると商品は売れていく。
リピーター創出を続けるための考え方
お客様から「やって欲しい」と言われた事をやり続ける。
懇親会
講師の一圓氏にもご参加いただき、懇親を深めました。
様子は、Facebookの動画でお伝えしていますので、よろしければご覧ください。
ゼミGIFU Facebookページ
今回のゼミは、リピーター作りの大切さを感じたゼミでした。
リピーターを作る事は、単にコストが安くなるだけでなく、利益を生み出すために大切なことだと痛感しました。
人は感情で動くモノ。商品の良さだけ伝えていても購入されるとは限らない。
マーケティングによる分析も必要ですが、人の感情を理解するための心理学の必要性も感じられました。
リピーターは、どんな業種でも作れるものであり、会社事のリピーターを定義して、リピーターを創出するのかを考える事が大切。
リピーターの大事さを、笑いあり、わかりやすく学べたゼミでした。
ゼミGIFU サポーター
関上 直人